ちょっとした事で、スタバより断然美味しいコーヒーが一杯30円弱で飲めてしまいます。 もう今や外でコーヒーを飲むのが怖くなるほど美味しいです。(外で飲むと、高い上に不味いし少ない) 私の場合は何度も試行錯誤を繰り返し豆によって最適な温度や時間にして淹れて楽しんでいます。 また4カップ分一度に淹れる。 店だと機械で淹れていたら温度は制御されていないし、また1人分だと美味しく出すのが難しいし、バイトだとそこまでやっていないのと、豆もあまり良くないと思う。 1.5kgの豆で4300円くらいで187杯分位。
必須アイテム
- ミル:電動がおすすめ。 アイリスプラザの電動ミルなら1800円位。私のはボンマックの電動ミル。24,000円位。
- コーヒードリップ:100均の透明プラスチックタイプ
- ペーパーフィルター:私はイオンので十分美味しい。
- ケトル:和平フレイズの1Lタイプで1600円くらいだった。
最低はこれくらい。でもあったほうが断然いいのは以下のアイテム。
- キャニスター:セリエとかで300円で売っている背の高い、シリコンパッキンの透明ガラスのキャニスター2個あれば500gが収まります。
- コーヒー豆計量スプーン:100均のプラスチックで十分ですが、私はKaldiの陶器のおしゃれなやつを使ってます。
- 1Lサーモスポット:4000円位。 朝に4杯分くらい淹れて飲んでます。
- 温度計:900円くらいの計測部がステンレスの棒状で先が尖ったタイプでお湯の温度を測っています。
淹れ方
最重要ポイント1 温度、時間
コーヒー豆は炒り方によって一番美味しいお湯の温度があります。 まず沸騰したお湯を注ぐと香りが飛びエグミが出るので苦いだけのコーヒーになります。 お茶でも92~94℃が最適なのと同じように適温があるのです。 また浅煎りはエグみが出やすいのでちょっと高温で短い時間で淹れる方がスッキリ美味しく淹れる事が出来ます。 なので一度に4計量スプーン分を淹れるなら、4人分のドリップで淹れて早く淹れる方が良いです。 浅煎りが一番贅沢な飲み方です。 逆に深入りは時間をかけて淹れると苦味がでなくまろやかになります。
煎り方 | 深煎り | 中煎り | 浅煎り |
コーヒータイプ | フレンチ、マンデリン | ストレートコーヒー グアテマラ、ブラジル、コロンビア等 | アメリカン、 コナコーヒー等 |
味 | まろやか、どっしり | 中間 | あっさり、スッキリ |
挽き方 | 細かく | 中間 私はやや細かく4に設定 | 粗挽き |
淹れるお湯の温度 | 81~83℃ | 83~86℃ 私は83.5℃ | 88~92℃ |
蒸らす時間 | 50~70秒 | 45秒 | 30秒 |
最重要ポイント2 エグミを出さない
豆は最初の方は旨味が抽出されます。 しかし後半になってくると旨味が抜けきり、エグみが出始めます。 なので私の場合、まだ泡が残っている状態でドリップをやめます。 例えば、4計量スプーンの豆を挽き、1Lのお湯を使います。 最初の蒸らし(約80mlくらいかな)、1回、2回のドリップは粉の頭が見えるまでドリップする。 ここまでで計約450ml。 それ以降は粉の表面からお湯の表面まで5mm以上を保ちながらお湯を注ぎ、900mlくらいまで注ぎ、まだ泡が細かい状態のあいだでお湯がドリップに残っていて粉の表面からお湯の表面が5mm以上ある状態でドリップをやめます。 泡が少なくなり表面に泡の隙間が出来てきたらもうちょっと遅かったことになります。 ちょっと隙きで1回でも粉の表面が見えるまでドリップしてしまったら、途端に味が悪くなります。(変な苦味(エグミ)のある味になります) なので、コーヒーを淹れる時は集中して淹れる事が大事です。
ちょっと重要ポイント スピンをかける
蒸らさないと豆が生き返りません。 なので蒸らしは必要です。 昔の蒸らし方は、粉の中心部だけを蒸らしフィルターを濡らさないようにしたり、お湯が下に数滴垂れるだけの少量で蒸らす方法が推奨されてきました。 私も色々試行錯誤して、コーヒー世界チャンピオンのYouTubeで参考にした、ドリップを揺らしてお湯をスピンさせる方法を取っています。 私の場合若干違うのは、コーヒーチャンピオンは蒸らす段階でスピンさせます。 なのでそれ相当のお湯で蒸らします。 これをすると豆全体を蒸らす事が出来ます。 昔の中心部だけ蒸らすと豆の一部しか蒸らせないので美味しく出せないと思います。 しかし蒸らす段階でスピンすると多くのお湯が豆を蒸らす前に落ちてしまいます。 そこで私はこれらの中間策を取っています。 蒸らすとき豆全体にお湯が行き渡るように、しかし出来るだけ少ない量でそそぎます。 下には20〜30滴ぐらい落ちていると思います。 それで蒸らした後、1回目と2回目に注ぐ時にスピンをかけて均一化します。 これでお湯の表面に美味しそうな細かな綺麗な泡が出てきます。 この泡をできるだけ保ったままドリップを終了します。 なので私の場合は、4計量スプーンの豆で900mlを注いで途中でドリップをやめるので、多分750mlくらいがポットに残る感じです。 ミルクで割る場合はこのままで十分濃いいです。 日本の場合、1計量スプーンの豆で140mlのコーヒというくらいなので、4計量スプーンで640mlと言う計算ですが、1計量スプーンだけだとあまり抽出できないので、4計量スプーンにすると増えるので750mlは十分以上と思います。 しかしブラックで飲む私は残ったお湯100mlポットに注ぎ薄めるとちょうど良いのです。 このように豆全体にお湯を行き渡らせる事で、豆をコスパよく使う事が出来るのです。 まあ豆を贅沢に使えばスピンは味にあまり関係無いかもしれません。 しかし貧乏性の私には非常に有意なテクニックです。
実際に淹れてみる
以下は、4計量カップの豆を使って、1Lのサーモスのポットに淹れる場合です。 1Lのサーモスのオープニングに不安定ですが、豆の入った1~2人用のドリップを置いて淹れています。 なので透明だと中が見れて安心感があります。
- 豆を挽きペーパーフィルタを設置したドリップに豆を入れ、トントントンでドリップキッチンカウンター表面に軽く打ち付け表面を均一にならします。
- ヤカンでお湯を沸かす。 1L強。
- ケトルに移し直す。 1L
- 温度が下がるまで待つ。 私の場合は何度も実験した結果、中煎りでも83℃~84℃。 毎回温度計で測ってます。 温度計がなければ、移し替えて室温25℃であれば5分待ってから淹れるのがいいと思います。
- 豆全体にお湯をかけを蒸らします。 私の場合、中煎りで40秒、深煎りで1分、マンデリンとグアテマラなどブレンドしても美味しいのですが、その時は50秒蒸らします。 混ぜる比率は私は1:3にしています。
- 最初の投入は豆の真ん中が窪んで勢い良く豆がお湯の中で舞うように注ぎます。
- そしてスピンするように5回くらい揺らす。 豆の壁がなくなりますが大丈夫です。
- 豆の表面が見えそうになったら、2回目も注いでスピンさせます。豆の壁がないとお湯が豆のエキスを抽出せずに横からも漏れていくデメリットがあります。 しかしお湯の圧力は下向きが強いので、下の豆ばかりからエキスを出します。
- また豆の表面が見えそうになったら、3回目は真ん中に穴が出来るように勢い良く注ぎから普通に『の』を描くように注ぎます。 この時、ペーパーフィルタについた豆が壁になるように注ぎます。 しかしここからは豆の表面が見えてはいけません。
- 豆の表面とお湯の表面の差が5mm以上を保ちながら、スピンで壁がなくなっったので、最初は真ん中を掘って壁が出来るようにお湯を真ん中に勢い良く注ぎ、『の』を描くようにゆっくり注ぎ足して行きます。
- 『の』を描く理由は、一部だけにお湯を淹れると、その部分だけ濃度が薄くなり、その部分だけ豆からの抽出が早くなり、その部分の豆が早くエグミを出し始めることになってしまい、全体の豆を満遍なく使えないからです。(浸透) 例えば4計量スプーンの豆で4カップでなく3カップでいいのであれば『の』を描かなくてもいいと思います。
- 豆の表面とお湯の表面の差が5mm以上を保ちながら壁を崩さないように『の』を描きながら、チョロチョロっとお湯を注ぎ、泡が薄くなりだしたらドリップを取り外します。 後はエグミしか出てきません。
- ポットの底は濃いいコーヒーで、上の方は薄いコーヒーになってます。 なのでポットを揺すって、コーヒーの濃さを均一にしてちょっとカップに注いで味を見てみます。 濃いい場合は残りのお湯を注ぎます。 私は何度もやっているので残りのお湯は全部足して大体850mlくらいにしています。
おまけ 各器具について
ドリップ 3つ穴、1〜2人用
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いろんなドリップがありますが、一つ穴のの方が濃く出そうですが、時間がかかるのでエグミも出てしまいそうなのと、ペーパーフィルタが高価なので、わたしは3つ穴ドリップを使っています。 フレンチプレスも美味しいのですが、場所を取るのと、消毒が大変なので使っていません。 エアプレスも試しましたが洗うのが面倒なのと結構な力で淹れるのでポットなどに淹れるのには不向きです。
そして3~4人用にすると高さが出てしまい、優しく注ぎたい時に優しく注げないので1~2人用のドリップとペーパーフィルターを使っています。 ペーパーフィルタの縁がドリップの縁より上にはみ出してしまい、お湯を入れすぎると漏れちゃいますが、漏れない程度に入れてドリップしてます。
家には陶器のタイプとプラスチックのタイプを持っていますが、味の差もわからないのでポットの中が見れるプラスチックタイプを使っています。
ペーパーフィルタ
以前セリアで買った100枚100円のペーパーフィルターを使いましたが、味や匂いが気になったので、今ではイオンのペーパーフィルタを使っています。
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ミル
手動は時間がかかりすぎるので却下しました。 ハリオの4000円くらいの安い電動ミルを使っていましたが、豆が細かくできないのと、均一の粗さにできないので、大きな電動ミルを買ってしまいました。 カリタなどの同等品は5万円前後ですが、ボンマックの1.8万円くらいだったので8年前に買ってしまいました。 粗さを調節でき今は4くらいにしています。
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ケトル 和平フレイズ CR-8877
ちょろちょろと均一に注がないといけないので、ヤカンでは揺れてうまく注ぐ事が出来ませんでした。 なので、注ぎ口がちゃんとコーヒーようになってて、かっこよくて、1L入って、安くていのをAmazonで探して買いました。 1600円くらいで使ってみて気に入ったので、友達の誕生日にもう一つ買ってプレゼントしました。 今は値上がりしてる。
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ポット サーモス ステンレスポット 1L ステンレスブラック TTB-1000 SBK
これに直接淹れて、家族で朝から昼過ぎまで飲んでます。 何度も淹れずに済むのでめっちゃ重宝してます。
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豆
豆で購入して飲むのが断然美味しいのでおすすめです。 その豆もネットで500gx3袋=1.5Kgまとめ買いするとコスパが上がります。 それ以下だと消費が早いので豆の劣化を抑えることが出来ますが、送料などでコストが上がってしまいます。 それでもという場合は割高ですが200gの小分けパックがいいですね。 ミルが面倒な場合は、既に挽いてある粉が次に良いと思います。 しかし劣化進行も早いのでまとめ買いがしづらくコスパが悪くなります。 しかしパックのものより断然美味しいし安いと思います。
私が買っている豆は加藤コーヒを楽天市場で買ってます。 気に入っているのは組み合わせ自由の500gx3袋でタイプと200gx3袋で『まとめ買い得々プロジェクト』です。 送料無料になる金額があるので毎回その金額以上買ってます。 それぞれで好きな豆が有る方で買ってます。 前回は組み合わせ自由の500gx3袋でブラジル、コロンビア、マンデリン。 今回は『まとめ買い得々プロジェクト』でグアテマラを中心に買おうと思ってます。
大量に買うので使わない豆は季節によって、紫外線の当たらない暗くてできるだけ涼しいところに、送られてくるダンボール箱の中に入れて置いてます。 本当は、袋ごとジップロックに入れて冷凍が一番いいと思います。 次に冷蔵。 でも冷蔵庫内には場所がないので、上記で採用しています。
メジャー
味には関係無いと思いますが、おしゃれな気分を味わうために、Kaldiの陶器性のメジャーを使ってます。300円くらいでした。
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キャニスター
下の写真はそのものではないですが、セリアで買った下のように止め金のついた110円のガラスキャニスターに豆を入れてます。 封止部分はシリコンなので密封できます。 しかし閉める時に酸素がはいるので酸化は防げません。 置き場所は紫外線が当たらない扉付きの食器棚に置いてます。
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淹れ方
他にもフレンチプレス、布フィルター、サイフォン、エアロプレスとありますが、フレンチプレスと布フィルタは布部分の月1回の煮沸殺菌や、使った後の粉を落とすのが面倒くさいのでやめました。 サイフォンはおしゃれなので良さそうですが、場所を取るのと、温度をコントロールする方法がわからないのでやめました。 エアロプレスは結構強く押さなくてはいけず、カップが割れそうと思ったのと、そのうち力入れすぎでカップを倒してしまいそうなのと、何杯分も淹れれないのでやめました。 なので今の紙フィルターに落ち着いています。
紙フィルタも3つ穴タイプとすり鉢状の1つ穴タイプがあります。 1つ穴タイプは、淹れるスピードが遅いのとフィルタが高いのでやめました。 3つ穴なタイプにして、豆を挽く粗さで淹れるスピードを調整しています。 紙フィルターだと豆の油分をフィルターが吸収してしまいフォームもできないので、金性の網フィルタも使ってみましたが、粉が落ちるのと、使った後洗うのが面倒なのでやめました。
面倒くさくない人は総合的に考えるとフレンチプレスと布フィルターが一番いいような気がします。 フレンチプレスも結構美味しくできたと思います。 多分豆のまわりの濃度がある程度以上にならないので、豆のエグミが出にくいのかなと思います。
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