株 2024年8月5日 原因と今後の考察

すげー、1日で日経平均株価が12.4%も落ちた。 3日間で19.55%も落ちた。 リーマンショック時でも11.8%で、1987年のブラックマンデーのお14.7%に次ぐ暴落。 しかしブラックマンデーの時は米ダウが22.6%下落したけど、今回はダウが1.51%、ナスダックが2.43%しか落ちていないので、日本市場の要素が高いと思うのでブラックマンデーのときより激しいと思う。

要因は以下を起因に、最後はどうもパニック売りかアルゴリズム売り担ってると思う。

  1. 半導体、中国への輸出規制強化とIntelショックのダブルパンチ〜ハイテク株下落
  2. 8/1の雇用、ISM製造業指数悪化からも分かるように、米国不況の影による金利低下
  3. 米金利低下と日金利上げで円高
  4. 中東危機

3には1,2がつながっているいるのでどれも連動していると思う。 これに円高なので外国人投資額が大幅に減っていると思う。 欧米人の今はバケーションシーズンなので無理なリスクを取りたくないのでとりあえずリスク回避の投げ売りで暴落が起こっていると思う。 多分、日本株を売って米債権を買ってるっと思う。  また、日本時間では米は夜でみんな寝ていると思うので、アルゴリズムが関わっていると思う。 更にそのアルゴリズムも多少の変動では正しく機能しても、他国の大幅変動時の挙動はまだ正しく機能してない可能性がある。

このもう一つの要因は、最近の円高は明らかにマネタリーベース比や10年国債金利差でのレートからかけ離れ、更にサービス収支赤字やNISA外国株買いペースを上回っていたので、これは日本に対する期待が薄まり投機筋による円売りが加速していたと思う。 今は、その投機筋の円売りが大きく減った分もあり、急速に円高になってきている。 そして今度は逆に投機筋で必要以上に円高にされる可能性もあり、そうなると株のさらなる暴落もあるので、今は投げ売り状態となっているのかもしれない。

米の景気が悪化すると米の株も下がり、日本からの輸出も減る。 更に円ドルレートも金利差縮小で130円となると2022年と同じになり、当時の株価は25000円~28000円だったので、それまでの間名目GDPは7%~8%成長しているが、中東危機も考えると20000円〜23000円まで一旦さがる可能性がある。 そしてまた28000円~32000円に一旦戻り、そこからまた景気、円ドルレートにより始まるような感じかなと思う。

今の東証市場の70%は海外が保有しているらしい。 しかも投機筋はヘッジをかけている。 要は日本株を買って、米ドルを買っている。  今回の暴落でアルゴリズム売りとなり、自動的に米ドルも売ったので円高が進み車メーカの2025年3月度の想定為替レート145円を割り込んだのでさらなる株安に振れたたんじゃないかなと思う。 その上に、多分空売りを入れて負けを取り返そうとしているんじゃないかな。 それが暴落に拍車をかけたのでは。

日本の投資家もレバレッジを掛けた信用取引で買いを入れていたのが暴落で追証でお金を追加しなければならなくなったけど、資金不足でどんどん自動売になったんじゃないかな。 更にSNSで加熱してパニックが広がってみんな投げ売りしたんじゃないかな。 私は売らない。 含み損だけ。

今日一旦上がって、また下がると思う。 それは以下の通り。

  • 米経済悪化、中国経済悪化〜欧州経済悪化
  • 米金利低下による円高
  • 大手メーカは輸出売上が減少+円高で利益減少〜このままだとPER13が26000円~28000円位になるのではと思う。 落ちるときは市場の感情が弱気になりPER17でなく14を割り込むと思っている。
  • 中東情勢〜これにより更なる下げになると思ってっる。

しかし世界の人口が伸びてるのと気温上昇化で世界のインフレは止まらない。 GDP全体の20%を輸入に頼っている日本もインフレ影響を受けるので、2~3%のインフレとなり、株はCAGR4~6%となるのではと思っている。  しかも以前と異なるのは、NISAがある事で今まで以上にPERは上がる。 更に東証のPBR改善などの指導。 更に企業の株主還元に対する姿勢があるので上がり続けると思う。 安くなった間、安くなったPERで配当率は配当性向30%としても日経平均で今の1.6%から2.3%に上がると思うので、配当を貰いつつ保持して、落ちた時に買い、保持してインフレ対策をして行こう。

因みにいちりの投資はこの3日間でマイナスに突入。 でも売ったら負けるので保有しよっと。 いざとなったら、毎年の配当分は赤字で相殺して笑える日が来るまで当面は耐え凌ごうっと。

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