800万人以上が使っているTablePressのTablePress2.0が正式リリースされたので導入してみました。 1.1.4からのバージョンアップです。 30個しか表がないサブドメインで導入してみましたが、すんなりバージョンアップできて、いまのところ問題はありません。 しかし、編集操作は格段に良くなっていますね。
インストール方法
インストールやバージョンアップは簡単で、
- WordPoressのメインメニューからプラグインの『新規追加』に行き、
- 『TablePress』を検索
- 新規の場合は『今すぐインストール』をクリックして、『有効化』をクリックすると使えるようになります。
- 既にTablePress1.14等を導入していると、『今すぐ更新』をクリックすると2.0.3になりました。
TablePress 2.x.xのメリット
私が試した感じでは編集の時間がver1.xxより3割以上短い時間で編集出来るようになってます。
作成者のTobiasさんに聞いたら、全て互換なので、各種ショートコードで使える機能も含めて、使えなくなる機能はないそうです。
更に、もし本当に必要な事が動作していなければ、簡単に1.14に戻せると言っています。
バグは、まだちょこちょこ残っているようで、Supportページにはいろいろ出てきていますが、12月にリリースされて、既に3つもリビジョンが更新されているので、安定してくると思います。
主な新機能
1.編集画面
TablePress2.x.xの一番の特長はなんと行っても編集画面がExcelの様に操作できて使いやすくなって、編集も短時間で出来るようになっています。 本当めちゃくちゃ良くなっています。 特に大きな表を作ると、表の大きさの調節や、行の挿入や保存などボタンがあるところまで毎回スクロールする必要がなくなりました。 10行くらいならいいのですが50行を超えてくるとこのスクロールで行ったり来たりで非常に時間がかかっていました。(それでもTablePressを使うメリットがあるのですが、2.x.xは格段にいいです。)
- 上下左右のキーで移動できる
- 行の挿入などは、右クリックで選択できる
- Ctrl+Sで保存できる
- 行や列の連結も右クリックから選択出来る(どっちが#colspan#か忘れた時等に便利)
2.簡単インポート
以下の種類のファイルをドラッグアンドドロップインポート出来るそうです。
- Excel
- csv
- JSON
- HTML
- Google Docの場合は、Excelファイルでダウンロードすれば簡単にTablePressにインポート出来ました。
- 新規追加の右の『インポート』タブを選択し、
- ファイルをドラッグ&ドロップし、
- 下の『インポート』ボタンをクリックしたら、一瞬でインポートされ、自動的に編集画面に移動し確認や編集ができます。
3.Preview
TablePressの表を投稿本文に以下の様にショートコードで貼り付けた時、1.x.xではショートコードしか見えず、どんな表か解りませんでした。 しかし、2.x.xではプレビューが見れるようになっています。 個人的には時々役に立ちそうです。
Previewだと各列の幅調節などショートコードの編集が出来ません。 その時は、下の図の青い表アイコンをクリックして、『ショートコード』を選択すると、ショートコードの編集が出来るようになります。
拡張子 | 関係ソフト名 | 説明 |
---|---|---|
.bsf | Quartus Prime | Block Symbol File 電子回路図で使用する為のもの。 |
.cdf | Quartus Prime | Chain Description File JTAG転送用の設定ファイル .sof+.pof+ターゲットデバイス名+オプション等 |
.do | ModelSim | ModelSimタイミングシミュレーション実行手順(マクロ)を記述するファイル |
.elf | NiosII SBT(Eclipse) | Executable and Link Format Intel FPGAに組み込めるマイコンNios IIで実行できるC言語がコンパイルされて各種オブジェクトとリンクされた実行ファイル |
.flash | NiosII SBT(Eclipse) | Nios IIの実行ファイル。.c->assemble-> オブジェクトファイル->実行.elfファイル -> ROMに書き込む.flashファイル |
.ip | Quartus Prime Platform Designer | IP Core variableのパラメータ |
.jic | Quartus Prime | JTAG Indirect Configuration FPGAをコンフィギュレーション用に使用する外付けROMへの書込みファイル。 Quartus Primeで.sofから変換。 JTAGからFPGAを介してROMに転送される。 |
.hiof | Platform Designer? | HPS(Hard Processor System) のI/Oファイル |
.img | FPGAがSDからコンフィギュレーションする場合のLinux Imageフォーマット | |
.ppf | Quartus Prime (Pin Planner) | ピンの配置(割付) |
.pof | Quartus Prime | Program Object File FPGAのCFM(フラッシュメモリ)に書き込む為のファイル |
.qar | Quartus Prime | Quartus Archive file .qpf同様?、プロジェクトに必要なファイルが含まれていて一括で読み込める |
.qarlog | Quartus Prime | Quartus Archiveのログ |
.qdf | Quartus Prime | Quartus Default File |
.qip | Quartus Prime Platform Designer | Quartus IP コアのインスタンス化されたファイル Platform Designerで”Generate HDL"とした時に生成される。 Quartus Primeでプロジェクトに追加する事で使用できる。 |
.qpf | Quartus Prime | Quartus Project File .qar同様、Quartusでプロジェクトのファイルが一括で保存・読み出しができる |
.qsf | Quartus Prime | Quartus Setting File Quartusの各種設定値のファイル |
.qsys | Quartus Prime Platform Designer | Qsysファイル Platform Designerの前の名前がQsys。 Platform Designerで連結した内部デバイス群情報ファイル。 このファイルをQuartusに受け渡す。 |
.sdc | Quartus Prime Timing Analyzer | Synopsys Design Constraints file 制約条件を記述するファイル |
.sdo | Timing Analyzer | 遅延情報が書かれた業界標準フォーマットのファイル。 |
.sip | IP設定ファイル? | |
.sof | Quartus Prime | SRAM Object file QuartusのプログラムをFPGAのRAMエリアに書き込むファイル |
.sopcinfo | Platform Designer Nios II Software Build Tool | System-on-Programmalbe-Chip 情報ファイル Platform Designerで連結されたデバイス群の情報。 Nios IIマイコンソフトSBに情報を受け渡すためのファイル。 |
.spd | ModelSim | シミュレーションスクリプト生成の為のファイルリストと初期化する情報が入ったファイル |
.tdf | Text Design File Alteraが開発したADHL記述されたLPMのパラメータ設定するためのファイル |
|
.v | Quartus Prime | Verilogで記述されたプログラムファイル |
.vhd | Quartus Prime | VHDLで記述されたプログラムファイル |
.vo | サードパーティーEDAツール用 | Verilog Output File 配線後のNetlist |
.vho | Quartus Prime | VHDL Output file |
.vqm | Quartus Prime | Verilog Quartus Mapping ノードレベルのNetlist |
_bb.v | Quartus Prime | Verilogのブラックボックスファイル |
_inst.v | Quartus Prime | IP Coreのインスタンス化されたVerilogファイル |
xxx_defconfig | U-BOOTディレクトリで、 make xxx_defconfigでU-BOOTをビルドする | SoC用 デバイス毎に異なる 使用するデバイスツリーはdefconfigで指定される。 socfpga_cyclone5_defconfig socfpga_arria5_defconfig socfpga_arria10_defconfig socfpga_stratix10_defconfig socfpga_agilex_defconfig |
ハンドオフ | Quartus Primeからpin設定、SDRANコントローラ、HPSオプション変更等の情報が引き継がれる。 | SoC用 デバイスファミリーにより異なる。 HPS:Hard Processor System:SoCのARMがある部分。 XilinxではPS。 |
SoC用 ボード固有の定義を含むヘッダーファイル include/configs/ |
||
.dts .dtsi | Device Tree Source Device Tree Source include デバイスや周辺の構成や設定。 arch/arm/dts下 |
|
iocsr_config.h | HPS 側 I/O の設定 | |
pinmux_config.h | HPS 側 I/O の機能選択 | |
pll_config.h | HPS 内部 PLL のクロック設定 |
|
sdram_config.h | SDRAM コントローラーの設定 |
3.その他
まだ試していませんが、以下も楽しみです。 使い方も徐々に追加していきたいと思います。
- CSS変数を使って、表のスタイルをすばやく簡単に変更できるそうです。 しかし、Documentationを見る限り、1.1.4と変わってませんね。
- 1.x.xも表計算の関数がどんどん増えていますが、2.x.xでは表計算で文字列も扱えるようになっているようです。
- 有料のPremimumバージョンになると、先頭の行を固定できます。 列固定も簡単に出来るようになっています。 しかし、無料版では行固定は出来ませんが、列固定は1.x.x同様のショートコードを入れると出来るとTobiasさんから返答がありました。
- 有料のMaxバージョンになると、JSONを直接テーブル表示したりできるので、サーバー側でリアルタイムにJSONを更新すれば表を自動更新できます。 また、WordPress REST APIで他のサイトやアプリに表を転送出来るようです。
2.x.xの使い方は以下に出てますが、まだ全ては載っていないようです。なので、2.x.xの使い方や、当面は1.1.4で使えるものだけを使っていこうと思います。
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