いちりの金融資産有用作戦 2025/12

もっとも大きな影響をおよぼすのが今でもインフレと思いますが、10月後半から日経も5万円を超えて、米株も新高値を更新したり、株高と思うので米国債を増やしてます。

最も大きなのはインフレによる株高

それは以下に加えて、高市さんの経済対策と米国への75兆円の投資のダブルで更に円安も進みインフレが加速するような気がします。 今日本はインフレが3.0%ですが来年はもっと高くなるのではと思います。

  1. マネタリーベース増加によるインフレ
  2. 円安からくるインフレ
  3. 海外物価高等へのからのインフレ
  4. 政府バラマキのインフレ(経済政策)

10年、20年の長期では株が一番伸びると信じていますが、株も高くなっているので、一部保険としてクラッシュと戦争やハイパーインフレ有事に対応できるようにした方がいいのではないかと思っています。 

有事に備えるゴールド

戦争やハイパーインフレになったら、多くの企業が倒産したり、数年に渡り利益を出せなかったり、株価も価値としては大暴落となると思います。 なので、その場合も多少生き残れるようにゴールドやプラチナを買っておくのがいいと思います。 しかしゴールドやプラチナは基本インフレ率マイナスα分しか伸びません。 今は各国の中央銀行が買いまくっているので、インフレ率マイナスαよりプラスβ分で高騰していると思います。 -αは、世界中の金の総量は現在18万〜20万トンと言われていて、年3000~3600トン採掘しているので、量が増える価値はその分下がるさがるので希薄化されます。 長期的に資産を増やすには、株が一番と思います。 特に複利で大きく伸ばせるインデックスファンドが一番いいと思います。 100%リスクを取る人や20代、30代の人はインデクスファンド100%で、もし有事で1/10になったとしても、まだまだ取り返すことができるので、私が20代、30代ならインデックスファンド100%にします。 しかし失敗できないリスクを取れない年齢なので、ゴールドやプラチナは10%くらいあってもいいのかなと思います。

ゴールドの価格は有事等を除いて以下のような式で決まるのではと思ってます。 インフレに応じて価格は上がるが、採掘によりゴールドの総量が増えて価値が希薄化されて価格が下がる。 しかし中央銀行が買うとかみんな買い出すなど特別要素でも上下するのではないかと思ってます。 しかし特別要素はいずれ1になるので、ゴールドはインフレに勝てないので資産の成長を目指すには適切ではないと思ってます。 しかし有事に役に立つのはゴールドやプラチナ以外にはないと思ってるので、私は持ってます。 今は、GDLMだけ積み立ててます。 ずっと保有。

\(将来の金価格 \approx a *現在価格*希薄化 *特別要素 \)

  • a=インフレ率
  • 希薄化=\frac{200000} \{(200000+3000*n)})~\frac{180000} \{(180000+3600*n)})=\frac{200} \{(200+3*n)})~\frac{50} \{(50+n)})\approx毎年1.5%~2%希薄化する
  • 別要素:
    • 中央銀行購入で流通限となり割高となる
    • 流行やパニック買いによる割高

クラッシュに備える債権

債権はインフレに弱いです。 買った価格が10万円なら10年後償還時でも10万円でその間その間の金利は貰えるとしてもインフレだけ分10万円の価値が目減りしています。 株の場合は配当があって、会社も売値をインフレ分値上げするので株価もインフレと連動して上がっていきます。 なので債権はインフレに弱いので、資産形成にはインデックスファンドです。

しかし数年に1回クラッシュが来ます。 来たときにどれくらいで復活できるかどうかわかりません。 その時資産がクラッシュ分だけ大きく目減りしてしまいます。

国債は株がクラッシュした時、逆に上昇します。 それはクラッシュ時に機関投資家などは一気に株を売り、預金するより金利の高い国債を買うからです。 なのでクラッシュ対策として債権を買っておくのが良いことです。 クラッシュ時高くなるのは信用の高い国債です。 社債は景気が大きく悪くなった時、倒産で債権価値が0になるとか、金利支払いができなくなったり、AAAであってもBBB+等になる可能性も大いにあります。 なので社債でなく国債が大事です。 株クラッシュ時、米債権AGGはあまり上がってないですが、米債権EDVは上がっています。 AGGは社債を含んでいますが、EDVはほぼ米国債だからです。 更にAGGは経費率がEDVより0.02%安いですが、配当利回りは0.7%低し、金利が下がっても価格があまりあがらずその時の円高に負ける可能性が高いからです。

更に今は、米金利が非常に高いです。 いずれ金利は低くなっていくと思います。 金利が低くなると、債券価格は上がります。 duration(償還期間)が長ければ長いほど金利変動が大きくなります。 なので20年、25年、30年の超長期米国債であれば大きく変動します。  なので超長期の米国債ETFがいいと思います。 TLTかEDV。 EDVの方が変動が激しいので、私はEDVを買ってます。 米金利が下がって、日本の金利が上がったら円高になりEDVも負ける可能性はありますが、過去チャートを見ると勝てると思っています。  EDVの変動がTLTより大きいのは、durationがEDVは約24年でTLTは約17年なので、EDV約の方が変動が激しいのです。  

しかしもし金利が下がらない場合や逆に金利が上がった場合、EDVなどの価格は下がったりします。 しかしいずれクラッシュは来ると思っていますし、金利も4%はずっと続かないと思うので、その間分配金をもらいつつ保有し続けておけばいいのかなと思います。

なのでクラッシュがあれば価格の上がったEDVを売ると、資産の目減りも抑制でき、売ったお金で下がった株を買うと株もたくさん買えて、復活したときの株の利益も大きく取れるので、リスク抑制と大きく伸ばす事が一石二鳥で出来てしまいます。

EDVは信託報酬が0.05%。 直近の分配金は4.63%と米の株のリターンを超えています。 まあ米ETFなので、日本の20.315%の前に10%取られ、合計28.2%くらい取られますが、確定申告すれば日本から7.885%は返ってきます。 NISAの場合は米国で徴収される10%は返ってきません。

今20%くらいは超長期米国債権ETFに増やしています。 現金が30%あるので50%は米国債と現金です。 これからEDVの価格が下がったらコツコツ買い増ししようと思ってます。

あっ、金利が下がってEDV価格が上がったらEDVを売ります。 その時株が下がっていると思いますが、下がっていたら株を買います。 株価格が下がってなかったら金利が上がっても価格下落が小さい超短期国債債権ETFに乗り換えて、クラッシュに備えてます。 そしてクラッシュするまでの間、チョロチョロ金利を稼ぎ、円安に備えます。

ブラックロック iシェアーズ 米国債25年超 ロングデュレーション ETF 237A

EDVがベストと思ってましたがいいのがありました。 iシェアーズ 米国債25年超 ロングデュレーションETFです。 TLTと違い、ストリップ債で構成されていてデュレーションが25~27年あるので、金利変動に対して変動が大きい。 なので金利が上がれば大きく下がりますが、金利が下がれば大きく上がります。  EDVは信託報酬が0.06%と安いですが、SBIや楽天の場合、一回の購入で70万までは0.495%の購入手数料がかかります。 更に分配金の米国での控除を取り返すには確定申告が必要です。 一括で300万円以上EDVを買って確定申告しない限りは、237Aの方が良さそうですね。 但し10年とか保有する場合はEDVにして確定申告したほうがいいと思います。 しかし私は2026年末か2027年には金利が下がって価格が上がっていると思っているので、それほど長く保有しません。 であれば確定申告不要で、手数料も不要の237Aがいいと思います。 しかし流動性があまりないので1000万とか買うのであればEDVをおすすめします。 流動性はフエルト期待していますが注視していくしか無いですね。

日本債権は買わない、米国債がいい

日本ではこれから金利が上がります。 金利が上がると債権価格が下がります。 まあ生国債を買って償還時まで持ち続ければ元本保証されますが、これからの日本はインフレです。 国債の金利もインフレに負けるくらい低いので貯金よりマシな程度でメリットがありません。 私はさらに円安は止めれないと思っています。(日本ビジネス魅力減少、実質金利がマイナス、デジタル貿易赤字拡大、米国への75兆円投資など) なので日本債権を買っても意味がないと思っています。 買うなら米国債と思って買ってます。

いちりはびびり

私はびびりなので、一気に動くことが出来ません。 また保有している金融資産を担保に借金して投資すれば、倍のスピードで伸ばせると思うのですがビビリなので出来ません。 論理的には借金してレバを掛けた方がいいのはわかってるのですが怖いので出来てません。 せめて現金分と米債権分だけを借金して超長期米国債ETFにするか、金利が上がってもあまりさがらない長短期米国債ETFにしておくと、金利は稼げて、クラッシュ時には上がるのでリスクは為替だけになるのでリスクは低くなると思うのですが、石橋を叩いて渡れないところが大成しないのかな。

何でもコツコツがいいと思います。 私はコツコツいろんな事を試してみました。 コモディティ、レバETF、信用取引、米グロース個別株など。  試すとちょっとわかるので、その中で落ち着いているのが今の感じです。 

しかしいつも思うのは、私の想定のように動く事は少ないです。 なので想定して、失敗した時でも大丈夫にしておくのがいいのかなと思います。 ゴルフと一緒ですね。 70代出回ってもナイスショットは2、3回です。 ということはパターが28回としても38,39回のショットはミスってるのです。 しかしミスっても怪我が少ないところを狙って打つのであまり崩れないのです。 怪我が少ないところはもちろんですが、ある程度攻めないと守りだけでは良いスコアは出ません。そのバランスが大事だと思います。

今はもう何年もゴルフしてないので100切れないとおもいますが、株も同じで想定したとおりのナイスショットはほとんど無いと思うので、ある程度勝つ想定をして想定通り行かなくても怪我が大きくならない運用をするのがいいのかなぁと個人的には思っています。

まあ投資の方法は無限にあり、個人の責任でするのがいいと思います。

おまけ

インデックスやゴールドを積み立てて、債権買って待ってるというのもつまら無いです。 私はちょっとはギャンブルしたいと思うので、3つのギャンブルをしています。 金額は全体の3%くらいかなぁ。

  1. 短期ギャンブルで、その日大きく落ちた個別株を100だけ買う。
    • 買う前にニュースで落ちてたら、その中身と決算内容を見て、上がると思ったら買います。
    • しかし次の日落ちても上がっても売ります。 しかし勝率は50%以上あるので勝てて、ドキドキしてギャンブル感がします。
  2. 中期ギャンブルで、コモディティで遊ぶ。(3ヶ月〜2年)
    • WTI天然ガスなどが下がったら買って待っておきます。 更に下がったらマシマシで難ピンします。
    • 天然ガスなどは倒産して紙くずにならないので、配当等は出さないけど、1年に一回くらい上がります。 すると1年か2年で30~60%くらい勝てそうです。
  3. 長期ギャンブルで、グロース小型株で遊ぶ。(3年〜5年)
    • 時価総額100億円以下の株を買ってます。 
    • 上がれば10倍、20倍。
    • その会社が倒産や上場廃止になれば0になります。

1,2はあまり怪我しませんが、3は大きく伸びるかもしれませんが、0になる可能性も大です。 短期は保有してもすぐ売るので保有額には依存しませんが、2で1%くらい、3で2%くらい保有してます。 3は5種類買っていて、1つは含み益があり、4は含み損で合計は含み損です。 さてどうなることか😂

私は個別株が上がったと思って売ってしまいましたが、それらの株が更に上がっているので、買ったら売らない方がいいなと思ってます。 売ると良いタイミングで買い戻せませんでした。 なので長期で保有できる大企業株とインデックス積立投信と今後配当を貰える高配当投信とゴールド、プラチナETFを保有し続けて、超長期米国債ETFはクラッシュ時か金利が下がって価格が上がった時下がっている株を買うまで持ち続ける。 あとは上記の遊びです。

最後に

投資助言ではありません。 ただ私のいまの運営状況を書いています。 自己判断で自己責任でお願いします。

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